学校保健の動向 令和2年度版抜粋

紫外線とビタミンD

近年、行き過ぎた紫外線対策をする若者女性やビタミンD欠乏状態の妊婦が増加し、乳幼児のビタミンD欠乏症が増加しているという報告があります。

ビタミンDは、食物からの摂取と紫外線を浴びて、体内で試製された両方を合わせたものであり、その作用は、骨代謝ばかりか、心血管保護、骨格筋の強化、感染症、がん、認知症の予防など多彩な作用が見つかり、注目されています。

体内で1日に必要なビタミンDを生成するための紫外線暴露時間は、緯度、転機、着せるばかりか、肌の露出面積や、日焼けのしやすさ名と様々な要因が関係しています。

日本人に最も多いサンバーンと三嘆を生じるスキンタイプの人は、東京において、7月の正午前後に日焼け止めを塗らないと20分で日焼けをし始めますが、ビタミンD合成に必要な時間は、半袖シャツだと5分前後、半袖・半ズボンだと2分前後と短いのです。

しかし、

12月の同じ条件では、日焼けが始まるのが80分、ビタミンD合成は、半袖シャツだと20分前後だが長袖だと80分前後まで長くなります。

SPF30の日焼け止めと外用すると、体内でのビタミンD産生は、5%以下に落ちてしまうことも知られているので、ビタミンD欠乏が懸念される妊婦や授乳婦はビタミンDwo豊富に含む食材(シャケ、ウナギ、秋刀魚など油の多い魚類やキクラゲなど)や、サプリメントで積極的な摂取が推奨されます。

今回のマニュアルには、紫外線とビタミンDに関して詳細に解説されているので参考になります。

環境省/紫外線保健マニュアルよりP15

私たちの体にとって、紫外線とビタミンDは切っても切れない関係にあります。ビタミンDの主な働きは、腸からのカルシウムの吸収を2-5倍程度に増加させることです。

ビタミンDが不足すると、食事でカルシウムを摂っていても十分吸収されず、
カルシウム不足におちいります。血液中のカルシウム濃度が低下すると、けいれんなどの大きな症状が起こるため、骨からカルシウムを溶かしだして供給するようになります。

その結果、骨の強度が低下して曲がりやすくなり、くる病(主に成長期の子
ども)や骨軟化症(成人)といった病気を起こすようになります。

ビタミンDは食物としては、きのこ類や脂身の魚類に多く含まれていますが、その他の食品には少ししか含まれておらず、必要量を食事だけから摂るのは困難です。

そのため、多くの人は必要ビタミンD(一日400-1000単位、10-25μg)の半分以上を日光紫外線に依存しているのが現状です。皮膚色の薄い欧米人と比べて、皮膚色の濃いアジアやアフリカの人々がビタミンD欠乏症に陥りやすい事は良く知られていますが、特に日光にあたることの少ない人がハイリスクです。

さらに、ビタミンDをつくる紫外線の波長は日焼けをする紫外線の波長とほぼ同じで、SPF30の日焼け止めをしていると、皮下でのビタミンD産生は5%以下に落ちてしまうことにも注意が必要です。

サプリメント

日本では近年、特に乳幼児のビタミンD欠乏症が増加しており、高度のO脚や、けいれんで外来に受診する乳幼児が急増しています。日焼けを避ける若年女性が増えたことがあり、妊婦さんがビタミンD欠乏状態にあり、元々骨量の少ない赤ちゃんが多いうえに、完全母乳栄養やアトピー性皮膚炎に対する除去食、生後の日光浴不足が重なることがリスク要因と考えられています。

 食物からの摂取や日光浴等が難しい妊婦さんや日常的に紫外線予防を行う妊婦さんは、生活スタイルによらず、信頼できる供給元からの、ビタミンDのサプリメントを利用することも一つの方法として勧められています。

エポカルで購入してみたものです。グミサプリや子供用もあります

 ビタミンDの観点からは短時間の日光浴は必要ですが、一方で紫外線には発がん作用などの好ましくない作用があるのも周知の事実です。私たちは、この両方を上手に秤にかける必要があります。「何分ぐらい日光浴すれば足りるの?」というのは、皆さんが良くされる質問ですが、地域(住所)や季節、時刻、天候、服装、皮膚色(スキンタイプ)など多くの要因で左右されるため、一律に「○○分」と表現することはできません。

エポカルでは・・・

皮膚科医の先生方によると、日本の今の食生活はとても豊かで、また日本食はとてもバランスが取れていて、妊婦さんが偏食やアレルギーなどない限り、必要なビタミンDは摂取できると聞いていました。

ただ、季節や肌の質、そして地域により…例えば東北など雪の多い都市などは、ビタミンDが足らない状況になると知りました。

シロキクラゲは、ビタミンDを特に含む食材、上記の環境省の表のように
肌にとても良いとされるアスタキサンチンが含まれるサケなどはたくさんのビタミンDが含まれています。

ファストフードよりも、栄養価の高い食材を毎日に取り入れていただきたいと思います。

また、全写真のように、グミサプリなどサプリメントも簡単に手に入りますのでぜひ活用してください(^^)/

エポカル
プロデューサー 
松成紀公子