日本学校保健会① 

学校保健の動向/令和2年度版より抜粋

太陽紫外線防御対策

紫外線は太陽光線の約6%で、目に見える可視光線より波長が短く見えない光線で、波長の長いほうから

長波長紫外線=UVA

中波長紫外線=UVB

短波長紫外線=UVC

に区分され、UVAとUVBの一部が地上に届きます。

紫外線の人体への影響

紫外線の好影響は、骨代謝に関係するビタミンD合成や、土壌中や野外の雑菌を殺菌するなどがあげられます。
一方、悪影響として、無防備に過剰に浴びると急性障害として日焼け(強い紫外線が原因となる一種のやけど)や皮膚の免疫低下を招いて発症する口唇ヘルペスを誘発します。

長期的には、シミやしわ、たるみなどの光老化や皮膚がんの発生を誘導し、眼では翼状片、白内障の誘因にもなります。

紫外線の皮膚への影響は、人によって異なり、
特に色白ですぐにサンバーン(過剰な紫外線を浴びた直後から火傷のように赤くなる)を起こして、サンタン(数日後からの色素沈着)を生じにくい肌質の人は、紫外線の影響を受けやすく、

性別では女子より男子のほうが

年齢では、高齢者のほうが紫外線に弱いので、紫外線対策をしっかり行う必要があります。

紫外線対策の実際

紫外線対策を行う時に指針として活用すべきものは、環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」だと思われます

学校の水泳授業に関するものは、「学校における水泳プール保健衛生管理 平成28年度改訂版」(日本学校保健会)の水泳と皮膚の健康、に記されています。

市が支援対策は、紫外線の特性を正しく理解したうえで行うといいでしょう。

  • 10時から14時の紫外線の強い時間帯の外出を避ける
  • 日陰は紫外線量が50%になるので利用する
  • 帽子(キャップ型帽子はつばが7㎝あれば60%を、ハット型であれば65%の紫外線を遮断)、
    洋服(生地の色は白か淡色で、織目と編目がしっかりした綿とポリエステルの混合素材のものが良く、体を覆う面積が多いものが紫外線から肌を守りやすい)で覆う
  • サンスクリーン剤(以下日焼け止め)を上手に使う

UVBに対する効果指数であるSPF(Sun protection factor of UVB)は、WHOやFDAが推奨しているように、15以上あればむやみに高いSPF値のものでなくとも紫外線防御効果には差はないが、外用量によって効果に大きな差が出るので注意が必要です。

例えば

顔では
クリームなら直径6mmパール大
液体なら1円玉大を手のひらにとって塗り伸ばし
同じ量で2回塗りすることが必要で、

くび、胸元なども塗り忘れや塗り斑がないように塗らなければなりません。

また、汗などで流れたりして効力が弱まるので、2時間ごとに重ね塗りすることも忘れてはなりません。

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