赤ちゃんの紫外線対策とビタミンD
赤ちゃんの紫外線対策とビタミンD
紫外線による人への恩恵といえば、ビタミンDの生成です。
太陽紫外線に当たることでカルシウムの吸収が促進され、骨や歯の形成などの成長につな
がります。この成長に欠かせないビタミンDですが、人は食事と太陽紫外線から
得ています。しかし近年、妊産婦と乳幼児のビタミンD欠乏症増加が注目されて
いるのです。
新生児・乳幼児のビタミンD欠乏症が
成長にどのような影響を与えるのか・・
くる病や骨軟化症にみられる骨の異常と、低カルシウム血症による痙攣(けいれん)が
挙げられます。関節の変形や、運動発達の遅れも指摘されます※。
なぜビタミンDが欠乏するの??
ひとつには、妊婦のビタミンD不足によって新生児がビタミンD欠乏になるケース。
もうひとつには、完全母乳栄養で育てられている乳児がビタミンD欠乏になるケース。
これら2点が大きな要因として挙げられます。
(完全母乳がよくないのではなく、ビタミンDの少ないお母さんによる完全母乳育児のケースです。)
妊婦さんが1日に摂取したいビタミンD量
7.0㎍です。妊娠していない成人女性の場合は5.5㎍なので、約1.3倍必要となります。
授乳婦さんの1日に摂取したい目安量は8.0㎍です。ビタミンDの体内でのはたらきは、
カルシウムの吸収を促すだけではなく、免疫力の調整という重要な役割もあります。
ビタミンDは産後の身体の免疫力を調整するために欠かせないだけではなく、母乳を通し
て乳児にも与えられるため、産婦さんは一般成人女性と比べると約1.5倍必要となります。
厚生労働省の調査(厚生労働省「平成20年 国民健康・栄養調査」)によると、20歳~
39歳の一般成人女性のビタミンD摂取量は、約5.0㎍前後と示されており、
もともと不足しがちな栄養素であることがわかります。
したがって妊産婦さんは、ビタミンDを意識した食生活を心掛けなければ母親も新生児も
ビタミンDが欠乏傾向になるでしょう。
母乳に関しては??
母乳にはビタミンDとKが足りません。母乳のビタミンD含有量は0.16~1.5μg/ℓ 0.6~3.0といわれており、1日に1ℓ以上飲まなければ基準量に達しません。
ただ、母乳中のビタミンDは乳児に吸収されやすいものですので、成長に支障がでるほどのビタミンD不足について、心配し過ぎることはないでしょう。
(完全母乳がよくないのではなく、ビタミンDの少ないお母さんによる完全母乳育児のケースです。)
母乳に含まれるビタミンDが少ないという見解について
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