赤ちゃんと日焼けトラブル
赤ちゃんと日焼けの皮膚トラブルについて
赤ちゃんの紫外線対策は必要だと思いますか?
どうして?
- 赤ちゃんの皮膚
- 日焼けとは
- どんなトラブル?
- 赤ちゃんのための紫外線対策とその方法
についてお話ししましょう!
赤ちゃんの皮膚の薄さと機能
赤ちゃんの皮膚の薄さは、大人の半分以下です。
大人の皮膚の薄さってどのくらいかご存知ですか?
あのサランラップよりも薄いんです。
赤ちゃんの肌はその半分以下!
その皮膚が、体のバリア機能=外部刺激から守っているんです。
皮膚がなければ人は1日で死んでしまうそうです。
細菌や外部刺激、怪我や水分の蒸発、遺異物の侵入からも守っているのが
皮膚なのです。
実は、体の中の一番大きな臓器とも呼ばれています!
大人の皮膚を広げると畳1畳分だと言われています。
(ちょっと考えると気持ち悪いけど・・・)
そんなうすーーーーい皮膚日1枚が体の免疫を守っています。
もちろん、紫外線からも!!
※自分の体の最も大きな臓器=皮膚がどのくらいの広さがあるのかなーって、計算してみたことがあります。いろいろな計算方法があるらしいのですが、そのうちの1つを使って身長や性別、体重などから算出したものがありますので、次回お知らせしますね♪
ちなみにこれは、松成の道楽です(笑)
皮膚の薄さ
肌は、表面から行きますと
表皮
真皮
皮下組織と3層になっています。
表皮は、0.2mm、さらに表皮の一番外側の角層は、0.02mm 。
クレラップは、0.01mmということで、赤ちゃんのお肌はこれくらい(以下)しかないんですね!驚きの薄さです💦
日焼けとは
日焼けは、簡単に言えば日光の中にある紫外線による肌のやけどです。
赤くなるのが、急性症状のサンバーン。
ヒリヒリ痛み、そのあと黒くなります(サンタン)がひどい場合は水ぶくれになることも。
皮膚に紫外線を浴びることにより皮膚細胞のDNAが直接的に損傷を受けることでもあり、免疫力を低下させ、風邪をひいたり熱を出したりすることもあります。
特に免疫力の低い赤ちゃんにはひどい日焼けは絶対にさせたくないですね。
肌のトラブル
赤ちゃんの日焼けで多いのが、やはり
- 赤くなり痛みを伴うこと
- 水ぶくれになる
- 火傷と同じ症状
- 皮が剥ける(アポトーシスと言って細胞の自殺です)
- 乾燥
- 湿疹
- 乾燥から来る痒み
- 発熱
- 赤みを伴う腫れ
- 吐き気
- 嘔吐
- 脱水症状
- 頭痛
などなど
たかが日焼け、されど、日焼けです。
前述、体を守る唯一の薄い大きな臓器。
外部刺激から守る大切な皮膚を焼いてしまうことに、日本人はもっと敏感になるべきだと思います。
赤ちゃんのための日焼け対策 紫外線対策
サンスクリーン剤(UVカットクリーム)は、いつから塗ればいいの?
というお問い合わせがエポカルにはとても多いお問い合わせです。
赤ちゃんとの生活は、とっても大変だと思います。
エポカルスタッフは、育児経験者ばかりですので、簡単で確実な紫外線対策をして欲しいと思っています(^∇^)
アトピーや乾燥肌は特にバリア機能が低下しています
図で見てみるとよくわかりますね!
角質が剥がれやすくなって異物が肌に入りやすく、炎症が起きやすいのです。
アトピーはだや、赤ちゃんの(見た目は潤いがあるように見えますが)乾燥肌には特にUVケアが必要なのです。
尊敬する先生方の言葉
子どもは紫外線の影響をとても受けやすく、しかもダメージを蓄積してしまいます。
子どもの頃から浴びた紫外線の量が多いほど、将来の健康に悪影響が起こると言われているので、小さいころからの紫外線対策はとても重要です。
市橋正光先生(神戸大学名誉教授)
「シャツを着て、サンスクリーン剤を塗り、帽子をかぶる」これ、オーストラリアの子どもの外遊び必須アイテム
日本では、紫外線を気にするのは若い女性など一部の人だけです。オーストラリアにくらべて皮膚ガンが少ないのは確かですが、遠い国のできごととたかをくくっていていいのでしょうか?
紫外線から子どもを守る本
田上八朗先生
エポカル プロデューサー
松成紀公子