可視光の発見
【可視光の発見】
1666年アイザック・ニュートンが無色の太陽光を、発見しました。
プリズムを通して観察すると、赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍、紫の7色の目に見える色光帯が現れたのです。
この色光の帯は、スペクトルと呼ばれます。
こぼれ話>キャノンHPより
ニュートンが発表するまで、虹は「3色」または「5色」と考えられていました。
3色:青、緑、赤
5色:紫、青、緑、黄、赤
ニュートンは、5色のむらさきと青の間、黄と赤の間に、それぞれの中間色の「藍色」と「橙色」をいれて、虹は7色だと考えました。
7色:紫、藍、青、緑、黄、橙、赤
音と音の間と虹の7色が対応しているとニュートンは考えていました。
ニュートンが「7色」としたのは、音楽と関係づけて「各色の帯のはばが、音楽の音階の間の高さに対応している」と結論するためでした。なぜ音楽と関係づけさせたかったのかというと、ニュートンの時代の300年前のヨーロッパでは、音楽が学問のひとつで、音楽と自然現象を結び付けることが大事なことと考えられていたからです。たぶん、そうすることが当時はかっこよく感じられたのでしょう。
実はニュートン自身は、虹の色が無数にあることを知っていたということです。
埼玉県和光市にある理化学研究所の図書館には、ニュートンが書いて1706年に出版された『オプティクス』の原書(英語版第2版)があるそうです!300年前の本ってどんな感じでしょう?