傷跡を残さない!日焼けしないためにできること
こんにちは
エポカル保健室です。
お盆明けから、夜は過ごしやすい日が続いていますね。
連日のクーラーで体調を崩し、おしっこの出の悪かった増田家のネコも
ここ数日調子が戻ってきた様子。
もともと石ができやすく、尿トラブルの多いナナ(♂)。
急いで腎臓食を買いに行きました。。
これがまた、お高い・・(+_+)
でも、一度体調を崩したときは1か月で26万ほどかかったので、
それに比べたら、はじめのケアは大事!!なのです。。
さて、夏も本番~お盆、からの・・晩夏にさしかかりますね。
高校野球もいよいよ盛り上がっています (^o^)
暑い中でもせっかくの夏休み。
自由研究に追われる最後の週になりますが、
最後まで目いっぱい楽しみましょう!!
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肌の露出が多いこの時期。
虫刺されや切り傷, 擦り傷など、衣服で覆われていない肌のトラブルは多いです。
秋の運動会の練習も始まると、なおさらです。
思いがけないケガ。
傷跡が少しでも目立たなく治れば・・と誰しもが願うでしょう。
今日はこの “傷と紫外線” の関係についてご説明していきましょう。
肌の傷口、どんなことが起こってる??
創傷後は、傷を自ら治すのために皮膚内部では変化が続きます。
創傷後1週間~1, 2か月ほどにわたって傷口が赤くなるのは、傷の中の細胞がしっかり傷を
くっつけようと活動が活発になるためといわれています。
治癒過程での刺激
この時期に刺激が加わると、傷の中の細胞が過剰に反応してしまい、傷跡が太くなったり赤
く盛り上がったり、色素沈着が発生したりします。
刺激には、紫外線も含まれます。
腕や足など外部からの刺激を受けやすい部位には
刺激を避けるためにテープ保護を勧めている医療機関もあります。
傷口を守る、ということ
1)傷口を守ることは、傷の治癒を早めることにつながります。
順調に傷が回復すれば、余計な感染のリスクも下がります。
2)きれいな肌を守ることにつながります。
治りかけの傷口に紫外線があたると、色素沈着により傷跡が残ります。
深い傷であればあるほど残りやすくなります。
また、切り傷でなくても 虫さされの掻き壊しも跡になります。
どうやって守るか
覆うことが一番です。
浸出液(傷口から出る透明の液)のしみ出ている傷は、創傷被覆材を活用します。
(「創傷被覆材 検索」で、いろいろでてきます)
傷口を乾燥させないことが、傷の早期治癒につながります。
浸出液が出ていない場合は、洋服などで覆い UVケアを心がけましょう。
被服だと、汗をかいてかゆくなる・・というイメージがあると思いますが
特に治りかけですと、汗をかかなくてもかゆいもの。
ですので、直接掻きむしらないためにも、被服は傷の保護に適しています。
傷の保護には保湿が大切です。創傷部位は、乾燥するより汗をかいてしっとりしている方が
治りやすいのです。
汗をかいた後は、入浴などで汗を流して清潔を保ち、こすらずにタオルで押さえるように
拭きましょう。
顔の傷(治りかけの乾燥したもの)には・・??
マスクで覆うのが1番です。
どうしてもマスクを嫌がるお子さんなどは、跡に残らないように紫外線カット効果のある
テープを使用するとよいでしょう。形成外科などでも使用されます。
薬局で購入できるものもあるので、覆いにくい部分には適していますよ。
薄い皮膚が張りはじめている場合は、テープのはがし方により
新しい皮膚が剥がれてしまうこともあるので、その部分だけ薄く保湿クリームや
ワセリンを塗ってからテープを貼ると、傷口を傷つけずにはがしやすくなります。
もしくは、はがすときに綿棒でテープと皮膚の間に塗りこみながら
はがしていってもよいでしょう。
ただし テープ保護の場合には、お顔のUVケアをしていないと
テープの部分だけ日焼けせずに白くなることがありますので、
やっぱりマスクが最適なんですね。
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いかがでしたでしょうか。
顔や腕やひざの傷。
小さい頃には「勲章だ!」などといわれることもありますが、
高校の保健室で、小さい頃についた腕の傷跡がどうにもイヤでイヤで・・
といつも気にしている生徒がいました。
必ずしも全部残らないようにはできなくても、
ほんの少しのケアできれいな肌を守っていくことはできるのです。
傷だらけの元気キッズを守るため、
UVケアしてあげてくださいね。
※創傷被覆材をご使用の際は使用上の注意をよく読んで、テープやパッド周囲に発赤ができて
かゆくなったり違和感を感じた場合は、製品お客様センターにお問い合わせください。
特にパッドは、扱い方を誤ると化膿したり、パッドをはがす際に皮膚を傷つけることがあるので
注意が必要です。
エポカル保健室