株式会社ピーカブーは、2002年4月18日に創業しました。

初めは、合資会社。
たった2人で始めた会社は、紫外線対策用のウエアブランドを作り
合資会社から有限会社、そして株式会社になり、現在は資本金1000万円の社員5名女性だけの、そして育児経験あるママだけの会社になりました。

今まで、男性社員はいません。
女性だけだからこそできる仕事の仕方があるからです。

ピーカブーという名前、英語で「いないいないばあ」です。
創業した当時の、社員の子供達が「いないいないばあ」ができる頃でした。子供達は、1歳3ヶ月ごろに会社設立を決意したと覚えています。

きっかけは、私の息子がアトピーだと診断されて、皮膚科医師に「紫外線対策しなくてはいけませんよ」と言われたことから。

わたし自身、とても健康体でアトピーや健康障害は今まで感じたことも起きたこともないほどの元気印の身体。小さい頃からバレーボールや水泳、スケートなど身体を鍛えていたからかもしれません。

だから、子供がアトピーですよと言われたときのショックは今でも覚えています。アトピーということに対してのイメージがとても重度だったためです。

何としても、子供のうちは守らなければならない!元気に外で遊ばせるためにも、紫外線対策が必要なんだ!と必死でいろいろなものを探しましたが、今のように子供の紫外線対策製品など1つもありませんでした。

仕方がなく、リゾートホテルなどにあるような分厚いバスタオルをベビーカーに乗せて影を作りながら出かける生活。。。
ただ、こんなことずっと続けられるはずがなく、すぐに歩けるようになってしまう・・・・!

そんなことを考えている時に、大手手芸屋さんで、 UV素材を見つけたのです。目を疑いましたが、こういう布があるんだ!とグレーのお父さんたちが着るようなワイシャツの生地を購入。販売元を必死で探しました。
これで、服を作ろうと思ったのです。

ですが、そう簡単に手に入りませんでした。
会社組織でないと布の購入ができないのです。

もともと銀行員だった私が糸偏の世界に入るきっかけになったのは、会社組織でないと仕入れができないことがわかったからです。

そうして、妊婦友達だった佐藤さんに相談、

『これからは、そう言った健康に対する良い製品を作る時代になるね』
という後押しの言葉を受けて、合資会社を作りました。

紫外線対策用の製品は、90㎝サイズのパーカーからスタートしました。
いまの、サンプロテクトメッシュパーカーや、サンブロック UVパーカーの原型です。まだメッシュは使っていませんでした。ただの、 UV素材を使ったシンプルなポケッタブルウインドブレーカーでした。

そのウエアから、帽子、そしてスイムウエアなど今では、500点のエポカルオリジナルデザイン&ギアの製品があります。

エポカルブランドを立ち上げるきっかけは、産業省後援のVEC(ベンチャーサポートセンター)からの450万円の助成金がきっかけです。

初めての審査、初めての面接、初めての経営計画書作成。。。
人生で一番緊張したプレゼンだったかもしれません。
ここで評価され、経済界の大物(?)にアドバイスいただけたことは私たちの誇りであり、自信につながりました。

助成金で有限会社に、さらに1000万円の資本金を持って株式会社にし、皆様に安心してもらえる企業になりたいと思って、短期間に組織変更を。

正直に言って、この頃は、スタッフは仕事に没頭していました。
楽しくて仕方ないこともありますが、皆、責任感がめちゃめちゃ強いスタッフでした。
2人は、妊婦友達、1人は、近所の外科で知り合った友人、4人は結束が硬すぎて笑えちゃうくらいでした。

今のメンバーは、最強のメンバーだと思います。
佐藤さん・小川さんは、初期メンバーの妊婦友達、もしかすると15年も一緒にいるので、主人と過ごす時間よりも彼女たちと一緒にいる時間の方が長いかもしれませんw

気があうとか、仲がいいといか言う次元を超えていて、やはり家族と同じくらい大切な人たち。
井関さんは、もう11年前から友人で何と子供のPTAの役員を一緒にやったことがきっかけ。
すでに両腕(?)のような気がします。
増田さんは、これまた意外と長い付き合いで、7年くらいになるでしょうか?
初めは、お客様、そしてモデル、そして、スタッフに!!
なんていう運命でしょう。
彼女は、元看護師なので、医学的な知識を豊富に持っています。
お客様へも適切で的確なアドバイスができる貴重な存在です。

最強の5人のメンバー。
育児も家事も、家の悩みも、身体の悩みも、全て共有する普通の会社の社員とは言い切れない家族であり親友でもある人生においてもとてもとても大切な人たちです。

こんなメンバーで株式会社ピーカブーは、子供達のための紫外線対策ウエアを企画・製造・販売するところまで、エポカルブランドを作っているのです。

お母さんたちのお悩みは全て私たちの悩みでもありました。
一緒に解決し、解決できないことは、企画して作ることを重ねてきた15年間です。

育児も、家事も、オフィスでやっていたときもあります。
特殊な会社のだと思いますが、これからは女性が外に出て、その高い能力を発揮する時代です。

わたしたちのようなビジネススタイルもあるのだと、知っていただければと思います。

女性が子供を育てること、仕事をすることを一緒にすることは、男性にはわからない部分の大変さがあると思います。その悩みの深さも、自分の体調や子供の健康への真剣さも、女性だからこそ共有できる部分があります。

わたしたちは、お客様と、その思いを共有し、できうる限り力になりたいと思っています。

エポカルブランドは、わたしたちの育児経験や自分の経験だけでなく、お客様のお声、経験、ご意見から成り立っています。

ぜひ、いろいろなお声をお聞かせください。

これから、わたしたちは、エポカルブランドを全世代、赤ちゃんから、キッズ、大人の女性そして、男性、さらにシニア世代まで・・・全ての方々に必要としていただける、紫外線対策用のウエアやグッズを提案していき、日本唯一の総合紫外線対策用のブランドにしていきたいと思っています。

 

株式会社ピーカブー

代表取締役 松成紀公子